オーガスタの特性と育て方

オーガスタの特性と育て方

オーガスタはゴクラクチョウカ科のゴクラクチョウ属の常緑性の植物です。
ゴクラクチョウとなかなかすごい名前ですが、独特な白い花を咲かせた姿がそれを連想させるんだとか。
ちなみに、園芸では学名のカタカナ表記で「ストレリチア」or「ストレチア」と呼ばれるそうです。
一般的に流通する名前は「オーガスタ」です。
トロピカルなイメージにピッタリな今非常に人気の高い観葉植物です。

原産地と好む気候

マダガスカルと南アフリカに自生する植物です。
マダガスカルはアフリカ南東部沖に浮かぶ巨大な島国です。数千種類もの動物が生息しており、中でもキツネザルはこの島だけに生息する動物です。また何世紀もの時を重ねた巨木が未舗装の道路沿いに並ぶ「バオバブの並木道」も有名です。
マダガスカルと南アフリカは熱帯に属しますが、広い面積のため場所によって環境が大きく異なります。
冬の間（5月から9月）は島の南東から貿易風が吹き込み、島の東側は降水量が増えます。
一方で西側は逆に降水がほとんどなくなります。
夏の間（10月から4月）は、アフリカ大陸からの季節風が強くなり、島の西側の降水量が比較的増え、東側は乾燥します。

育て方のポイント

置き場所

室内屋外共に設置は可能です。
また、自生している地域が大きく気候の変化する場所のため、環境への適応力が非常に高いです。
耐陰性もありますが、成長が止まってしまうため出来るだけ日が入り込む場所に設置してあげてください。

温度

元が熱帯地域に自生する植物ですので、暑さに強く寒さに弱いです。
冬場で10℃以下まで冷え込む場合は、室内の暖かい場所へ移して管理してあげる必要があります。

水やりと夏冬の過ごし方

春から秋にかけて、土が乾いたら水をたっぷりとあげてください、
また、大きな葉っぱが特徴的ですので葉水を定期的にしてあげると虫除けの効果も相まって効率よく育てることが出来ます。
冬場の寒い時期ですと、成長が止まり休眠しますので、その場合には水のあげすぎに十分注意してください。

に似た植物

・バナナツリー

・アンスリウム