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アンスリウムの特性と育て方

アンスリウムのサムネイル

アンスリウムの特性と育て方

アンスリウムはサトイモ科の植物であり、赤やピンク色のハート型お皿のような仏炎苞(ぶつえんほう)が特徴的で、トロピカルな雰囲気を醸し出す観葉植物です。
ちなみに、仏炎苞は花ではなく、ここから細い尾のように出てきた黄色い突起が花になります。
花を楽しむ種類の主な原種は、アンドレアヌム(Anthurium andraeanum)で、その園芸品種は鉢物としてよく出回っているほか、切り花としても利用されています。また光沢のある葉も美しく、ハワイではバレンタインデーに贈る花として人気があります。

原産地と好む気候

アンスリウムの仲間は、熱帯アメリカから西インド諸島に約600種が分布します。
園芸として世に良く出回っているものでは
・レッド・チャンピオン
・アンスリウム・シェルツェリアヌム
・アンスリウム・クラリネリウィウム
などがあげられます。
また、アンスリウムは熱帯地方に自生する植物ですが、直に光が当たることを嫌います。
直射日光を浴びないよう置き場所に気をつけましょう。

育て方のポイント

置き場所

アンスリウムは強い日差しに弱い性質があります。
強い直射日光や西日に長時間さらされると葉焼けを起こしやすくなります。
明るい半日陰になる、室内で育ててあげることが大事です。

大きく窓ガラスから差し込む日当たりのいい室内や、レース越しに光が入る明るい窓際が最適です。
白熱光や蛍光灯など、室内の人工の光であっても育ちますが、株に元気がなくなります。

あまり日陰過ぎても葉はしおれ花を咲かせなくなるので、光が差し込まない部屋なら一日の内に4時間程度は外に出して光を浴びさせましょう。

午前中の光は植物によいため、できれば朝の訪れとともに日光浴をさせてあげるとアンスリウムも元気になります。

温度

アンスリウムは耐寒性がないため、冬場に外に出していると寒さにやられてしまいます。そうなる前にまた鉢ごと移動させなければなりません。
鉢に植え温かい室内で育てることが手間も少なくて済みます。

また、冬は最低でも、10℃以上の温度が保てる室内で管理しなければいけません。
10℃をきると育生が厳しくなってきます。
葉の水分蒸発を防ぐために、直にエアコンの温かい風が当たらない場所に置きましょう。

水やり

アンスリウムは高温多湿の環境を好みますが、常に水やりのし過ぎに注意しましょう。根腐れも起こしやすくなります。
初夏の5月頃から夏にかけては特に水を必要とするので、土が乾いたらたっぷり水を与え、乾燥が激しい日があれば、霧吹きで葉も濡らしてあげるといいでしょう。
また冬場の水やりとして、乾燥気味に保つことを心がけましょう。土が乾いてから数日間を置いて水やりします。
年間通して葉水を行うと、葉に潤いが持ちツヤのある綺麗なアンスリウムを鑑賞できます。

に似た植物

・スパティフィラム

・ポトス

・モンステラ